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NEDO、輸送用機械分野における異種材料接合技術開発動向調査の委託先をJFEテクノに決定

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「輸送用機械分野における異種材料接合技術開発動向調査」の公募を実施し、JFEテクノリサーチに委託予定先を決定した。事業期間は、NEDOが指定する日から平成25年3月19日まで。

 自動車等の輸送用機械分野では、軽量化を実現するための部材開発が精力的に実施されている。自動車等の輸送用機械の革新的な軽量化を実現するには、異なる性質を持った材料同士を接合する技術や単一部材では得られない機能を有する複合部材の開発など、これまでの延長線上にはない材料技術の革新を図ることが不可欠である。

 この事業では、産業技術の大きな波及効果が見込まれる輸送用機械分野において接合技術や機能複合化技術等、接合機能部材に対する産業界の具体的なニーズおよび技術シーズの情報を収集、分析し、将来実用化が期待される接合技術や接合機能部材を整理する。具体的には、自動車、自動車部品、鉄道車両、重工、機械、電機等関連メーカーへのヒアリングを主体に、特許、論文、インターネット検索等の文献調査を実施し、乗用車、トラック、船舶、鉄道車両等の輸送用機械の軽量化を目的に国内外で適用されている接合機能部材に関連する技術を部品やユニット単位で把握し、整理する。また、輸送用機械のさらなる軽量化や接合プロセスの高効率化を実現する観点から課題を抽出し、今後開発が望まれる新たな接合機能部材に係る産業界のニーズを実用化課題と合わせて把握し、同様に整理する。実用化課題は新たな接合機能部材の実用化にあたって解決されるべき技術課題であり、接合部材の信頼性評価、接合前処理などの周辺技術を含む。