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住友金属鉱山、材料開発センター新設で研究開発体制強化

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 住友金属鉱山( http://www.smm.co.jp )は、資源、製錬と並びコア事業として位置付ける材料事業分野の研究開発体制強化を図るため、「材料開発センター」を新設した。

 従来、材料事業本部では事業本部内に開発部門を有していたが、このたび研究開発部門(技術本部)のもとに新たに材料開発センターを設け、材料系の開発技術者を集結させて材料事業に関する研究開発体制を強化する。なお、同センターでは、主としてペースト材料、ターゲット材料、結晶材料等の研究開発を行う。

 材料開発センターでは、開発業務に携わる材料系技術者を集結することで製造部門の操業技術者との役割分担を明確化することに加え、全社的観点での保有技術や研究開発マネジメントノウハウの活用などにより、材料事業の新商品開発スピードアップを目指す。

 材料事業部門は、先に組織統合を実施して「材料事業本部」を新設したが、今回の材料開発センター設置でその成長戦略をさらに推進する。なお、今回の新組織発足および今後の研究開発部門強化により同社の年間研究開発費は、約150億円(探鉱費約70億円を含む)となる。