メインコンテンツに移動
mstkouenkai

 

日本電産、台湾にモータやモータ応用製品の基礎研究を行う拠点開設

日本電産「台湾モーター基礎技術研究所が入居するSTIRの建物外観」日本電産「台湾モーター基礎技術研究所が入居するSTIRの建物外観」 日本電産( http://www.nidec.co.jp )は、台湾のSTIR(Southern Taiwan Innovation & Research Park, MOEA:経済部南台湾創新園区)内にモータならびにモータ応用製品の基礎研究を行う先端研究拠点「日本電産台湾モーター基礎技術研究所」(以下、本R&D センター)を開設した。

 同社は本年6月、神奈川・川崎市に世界トップレベルのモータ研究・開発拠点となる「中央モーター基礎技術研究所」を設立。その研究棟が2013年10月末に竣工する予定。これに先立ち、今年4月にはシンガポールに「シンガポールモーター基礎技術研究所」を設立し、運営を開始した。

 今回、台湾にも本R&Dセンターを9月25日に開設し、モータならびにモータ応用製品に関する基礎研究を開始する。本R&D センターは、川崎市の「中央モーター基礎技術研究所」やシンガポールの「シンガポールモーター基礎技術研究所」と研究テーマを分担し、また台湾の研究機関や大学との産官学共同プログラム等を通じて、最先端の研究を推進する。主な研究領域はモータ構造やモータ制御の基礎研究で、高度な技術を有する工業技術研究院(ITRI:Industrial Technology Research Institute)や金属工業研究開発センター(MIRDC:
Metal Industries Research & Development Centre)ならびに主要な大学(国立成功大学他)、台湾企業との連携も含め、各種モータをはじめとした駆動系全般につき基礎技術・基盤技術の高度化を図る。