デンソーは、インドネシアにおける自動車生産の拡大に対応するため、インドネシア西ジャワ州ブカシ県に新工場を建設する。
新工場は、デンソー・インドネシア社のファジャール工場(仮称)で、エンジン制御ECU、VCT(Variable Cam Timing /可変カムタイミング)などのエンジン制御関連製品、スターター、オルタネーターを生産する予定。2014年2月の稼動開始を予定している。投資額は約1兆400億ルピア(日本円で約94億円)で、敷地面積20万m2、建屋面積2万4000m2である。従業員数は2016年3月時点で1300人程度を計画している。
同社は、1975年にデンソー・インドネシア社を設立し、約40年近くインドネシアで事業を行っている。現在、カーエアコン、ラジエーター、スパークプラグ、フィルターなどを2工場(スンタ工場・ブカシ工場)で製造しており、新工場は、3番目の工場になる。
同社では、インドネシアをアジアの成長市場と位置づけ、新工場建設等、生産能力を増強することで、インドネシア現地生産比率を引き上げ、顧客対応能力向上を図る。