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旭化成イーマテリアルズ、リチウムイオン二次電池用セパレータの中国工場が稼働

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旭化成イーマテリアルズ「ハイポア」 旭化成イーマテリアルズは、中国江蘇省蘇州市に建設を進めていたリチウムイオン二次電池(LIB)用セパレータ「ハイポア」の製造工場が竣工し、製品出荷を開始したと発表した。

 同品は、IT携帯機器などに搭載されるLIBの正極・負極間に位置するポリオレフィンを原料とした多孔質フィルムで、正極と負極の接触を遮断しショートを防止すると同時に、正極・負極間でリチウムイオンを透過させる機能を有する部材。

 同社では、すでに韓国に加工工場を設け、日本から半製品を輸出し韓国国内で加工・検査を行うことで、LIBメーカーへのセパレータの安定供給、短納期対応を図っている。これに続き、中国市場でのLIB市場の伸びに伴うセパレータ需要拡大に対応するため、中国江蘇省蘇州市の「旭化成電子材料(蘇州)有限公司」において加工工場を建設し、稼働を開始した。

 同社によると、LIB市場はスマートフォン、タブレットPC等の民生用電子機器用途に加え、今後はハイブリッド自動車、電気自動車等の車載用途でも大きく成長することが見込まれているという。同社の「ハイポア」は、LIB用セパレータとして世界シェア第一位だという。