JX日鉱日石エネルギー( http://www.noe.jx-group.co.jp )は、韓国のGSカルテックス社との合弁会社であるパワー・カーボン・テクノロジー社(PCT社)が5月24日、リチウムイオン電池用負極材を生産する工場が竣工式したと発表した。
リチウムイオン電池は、電気自動車やハイブリッド自動車などの車載用電源として、急速な市場拡大が見込まれている。今回竣工した工場では、リチウムイオン電池の性能を決定する重要な材料の一つである負極材の商業生産を7月から開始する。
JXグループでは、すでにJX日鉱日石金属が、リチウムイオン電池用正極材を製造・販売しており、2012年度中にはその製造能力を年間5000t規模に増強する予定。また、使用済みリチウムイオン電池等から有価金属を回収する技術の商業化に向けて取り組んでいる。
JX日鉱日石エネルギーは、同工場において、早期に販売数量2000t/年を達成し、さらなる拡大を目指す。