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愛知製鋼、タイで鍛造品の製造から出荷までを一貫して生産できる工場竣工

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 愛知製鋼( http://www.aichi-steel.co.jp )の海外子会社であるアイチ インターナショナル(タイ、AIT)は、昨年5月から建設を進めてきた新工場(同国チョンブリ県ピントン)の第1期工事が完了し、現地時間の5月8日に竣工式を行ったと発表した。

 新工場には、鍛造ラインを新設し、既存工場(同県アマタナコン)での鍛造品の機械加工、製品出荷検査の機能も全面移管することで、鍛造品の製造から出荷までを一貫して生産できる工場とした。

 これまで、AITは鍛造設備を持っていなかったため、他国の愛知製鋼グループから鍛造品(粗形材)を輸入していたが、新工場では同一工場内で一貫生産する現地化が実現することになる。これにより、コスト競争力の向上、サプライチェーンの確保となるリスクマネジメントの強化にも対応でき、鍛造品需要の拡大が見込まれるアジア地域での愛知製鋼グループの生産拠点として、今後の事業拡大を図る計画である。

 なお、本格的な量産開始は、6月からを予定している。