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東芝、韓国鉄道公社向け電気機関車用主要部品31両分を受注

 東芝( http://www.toshiba.co.jp )は、韓国の大手車両メーカーである現代ロテム社と韓国鉄道公社向け6600kW貨物用電気機関車(8500系)31両分の電気品の主要部品納入に関する契約を締結した。今回受注したのは、モーターなどの駆動システムや電源システムに関する主要部品で、電気品本体の組み立ては現代ロテム社が行う。受注金額は約30億円で、今年4月から2013年3月までに順次納入する予定。

 東芝は、2010年に6600kW貨物用電気機関車56両分の電気品納入に関する契約を締結しており、すでに一部の電気品については2011年に締結した技術提携契約に基づき現代ロテム社が電気品の組立を行っている。今回受注した31両分の電気品主要部品納入についても、この技術提携契約に基づき現代ロテム社が電気品の組立を行う。

 今回の受注は、電気品の組立に関する技術移転が順調に進んでいることや、これまで韓国で1000両分以上の納入実績がある同社の電車向け電気品の信頼性などが評価されたもの。

 現在、韓国では、鉄道による貨物輸送の増強が進められており、今後も韓国鉄道公社による電気機関車の新規導入や既存機関車の置き換えが計画されている。東芝は、今後も市場規模の拡大が見込まれる韓国を重要地域の一つとして位置づけ、現代ロテム社との連携強化を図りながら受注活動を展開する。