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日立化成工業、アメリカの可変バルブタイミング機構用部品の生産能力を1.5倍に増強

 日立化成工業( http://www.hitachi-chem.co.jp )の粉末冶金製品を製造する米国子会社Sintering Technologies, Inc.(STI)は、北米の自動車市場の需要増に対応するため、可変バルブタイミング機構用部品の生産能力を従来の1.5倍に増強し、本格稼働を開始した。また同社は、4月1日から社名をHitachi Powdered Metals (USA), Inc. に変更し、事業のさらなる拡大を目指す。

 STIは、1987年に日立化成工業の100%子会社である日立粉末冶金(英名:Hitachi Powdered Metals Co., Ltd.)と現地企業との合弁会社として設立された。1995年より、日立粉末冶金の100%子会社として、主に自動車向けの粉末冶金製品の製造および販売を行っている。同社は、バルブガイドなどエンジン部品の技術に強みを持っているため、今回は北米市場で需要の増加が見込める可変バルブタイミング機構用部品の設備の増強を行い、同部品の生産能力を従来の1.5倍に引き上げた。

 日立化成グループでは、粉末冶金製品の生産拠点を米国、日本、中国、シンガポール、タイ、インドネシア(2012年2月稼働開始)、インド(2013年4月稼働開始予定)に持っている。