タンガロイ( http://www.tungaloy.co.jp )は、発電機用シャフトやブレーキ部品の溝加工などに使用される刃先交換式サイドカッタ「TecSlot(テックスロット)」の販売を開始した。
同品は理想的なポケット形状の採用で、最大刃数と切りくず排出性を両立し、高能率溝加工を可能としている。また、高強度な縦インサートを採用し、さらに大きなインクリネーションで加工時の衝撃を緩和する独自の切れ刃形状で、信頼性を実現している。従来のサイドカッタは幅広の溝形状を形成するために2個以上のインサートを並列させる必要があり、その場合には右勝手専用と左勝手専用の2種類のインサートが必要であった。同品のインサートは、片面を右勝手、もう片面を左勝手とした左右両勝手タイプで、計4コーナが使用できる。これによって優れた経済性を発揮し、同時に工具集約にも大きく貢献する。
ボディは溝幅16mm~25mm、工具径φ100mm~φ250mmをカバーしており、取り付け仕様も2種類を設定している。さらにインサートは3サイズ、4種類のコーナ半径、3材種を設定し、豊富なラインナップでお客様のあらゆる加工状況、要望に対応する。