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富士重、自動車板金補修用部品生産を桐生工業に移管

 富士重工業( http://www.fhi.co.jp/ )は、群馬製作所伊勢崎工場で内製している自動車板金補修用部品の生産を桐生工業に移管する。生産は引き続き伊勢崎工場内で行う。すでに製造部門は桐生工業からの従業員派遣により作業移管を実施しており、今後は管理部門を含めて移管手続きを進め、2012年3月末に移管を完了する予定。

 桐生工業への板金補修用部品生産の移管は、部品生産コストの低減ならびに桐生工業の経営基盤強化につながるもので、軽自動車生産終了にともなう事業の再編への取り組みとなる。併せて、桐生工業が手がけるスバル部品センターの運営事業(入出庫、梱包等)と、スバルロジスティクスが富士重工業の工場内で手がける自動車の防錆塗膜施工、特別装備車架装等の事業を二社間で入れ替えを行い、得意分野への特化、業務の一元化による業務品質の向上を図る。事業の入れ替えは2012年4 月から実施する。

 桐生工業は、1961年にスバルサンバーの生産開始時に同車のボディ部品生産を開始し、
1973年から1994年までのサンバーシリーズの完成車一貫生産を手がけ、現在はサンバーをはじめとしたスバル車の特別装備架装事業と部品センターの運営などを行っている。今回の再編、事業整理を通じて今後はスバル製造部門の中核的パートナー企業の一つになるという。