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シチズンマシナリーミヤノ、フィリピンで工作機械の本体生産を開始

 シチズンマシナリーミヤノ( http://cmj.citizen.co.jp ) は、フィリピンにおいて、工作機械業界では初めて(同社調べ)本体生産を開始、NC自動旋盤第1号機を出荷した。

 「CITIZEN MACHINERY PHILIPPINES INC.(シチズンマシナリーフィリピン)」 は、1987年より旧ミヤノの現地子会社として工作機械のベッド部分となる鋳物の製造および加工を行っているが、さらなる需要拡大が期待される新興国向けの製品供給基地として、今月より業務内容を本体生産まで拡大している。フィリピンでの本体生産は、工作機械業界にとっても初めての試みになるという。また、シチズンマシナリーフィリピンは、同社において初めての、鋳物から機械加工、組み立てまでの一貫生産が可能な工場となる。

 シチズンマシナリーフィリピンは、今年4月のシチズンマシナリーミヤノの誕生に伴い、11月1日付けで、「MIYANO PHILIPPINES INC.(ミヤノフィリピン)」から商号変更している。フィリピンでの本体生産規模としては月産50台であり、これにより今年拡張をしている中国、タイの工場に加え、マザー工場となる日本国内の2工場(軽井沢本社工場、北上工場)と合わせたシチズンマシナリーミヤノのグローバル生産体制は月産650台となる。