日産自動車( http://www.nissan-global.com )は、ブラジルのリオデジャネイロ州レゼンデに工場を建設し、開発、生産および新商品投入を行うために26億ブラジルレアル(15億米ドル)を投資することを発表した。新工場は、2014年前半に稼働開始予定で、ブラジル市場向けVプラットフォーム車両を年間20万台生産する能力を持つことになる。また新たに最大2,000名の雇用を創出し、サプライチェーン全体等を含むと、その2倍以上の雇用を創出することとなる。
同工場建設は、成長著しいBRICs市場におけるトップ自動車メーカーとしての同社の戦略における大きな一歩となる。本年6月、同社は中期経営計画「日産パワー88」を発表した。その中で世界第4位の台数規模を持つブラジルの自動車市場において、アジア系自動車ブランドとしてNo.1となり、2016年までに市場占有率を少なくとも5%とすることを目指している。
同社のリオデジャネイロ州への投資により、新たな生産工場が建設される。レゼンデは、イタグアイ港およびリオデジャネイロ港に近く、すぐに生産開始が可能で、能力の高い労働力とサプライヤーにアクセスしやすいという理由で選ばれた。
同工場建設により、ブラジルにおける現在の生産能力(パラナ州にあるルノーの工場)がさらに上乗せされることになる。ルノーの工場では、リヴィナ、グランドリヴィナ、X-Gear、フロンティアの生産を引き続き行うと共に、ルノー商品の生産を拡大していく。