三菱電機、伊丹製作所に鉄道車両用電機品の生産・開発検証棟建設

　三菱電機（ http://www.mitsubishielectric.co.jp ）は、伊丹製作所（兵庫県尼崎市）に鉄道車両用電機品の「生産・開発検証棟」を建設する。2014年1月から順次稼働開始予定で、同社が掲げている2015年度鉄道事業売上高2,300億円達成に向けて生産能力の強化を図る。

　海外では、CO₂の発生が少なく輸送量の多い高速鉄道の整備計画や新興国における社会インフラ整備が進められており、今後需要の拡大が見込まれる。また国内では、環境や省エネルギーに関連する設備投資の拡大とともに、列車情報やニュース画像の乗客への提供など顧客サービス向上を行うための鉄道車両用情報機器に対する需要の増加も見込まれる。

　同社は、こうした国内外の鉄道事業需要の拡大に対応し、鉄道車両用情報機器への対応力強化を図り、事業領域の拡大を図る必要があると判断し新棟の建設を決めた。