出光興産( http://www.idemitsu.co.jp )の100%出資子会社である出光ルブリカンツアメリカは、2013年末までに潤滑油生産能力を1.5倍に増強する。
出光ルブリカンツアメリカは、米国における潤滑油の供給拠点として1991年に設立され、以来20年にわたって北米および南米で各種自動車用オイルや工業用潤滑油の生産・販売を続ける当社の潤滑油海外事業における重要拠点。今回、タンクやブレンド設備、充填機、倉庫の増設など総額18.2百万米ドル(約15億円)を投じて、2013年末までに生産能力を現行の6万5千kℓから、1.5倍となる10万kℓの生産体制に向けて今月から増強工事を着工する。
米国は世界最大の潤滑油市場であり、今後ますます省燃費型エンジン油や高機能型工業油といった高付加価値商品のニーズが高まることから、同社はこれらの分野を中心に事業拡大を進めていく。また隣国のメキシコでは、自動車メーカーの投資が増加しており、さらなる販売拡大が期待できるという。今回の生産能力の増強により供給体制を強化し、2015年には北米で13万kℓの販売を計画している。