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アイシン精機、中国に自動車部品の設計・評価などを行う開発会社設立

 アイシン精機( http://www.aisin.co.jp )は中国江蘇省南通市に、中国向け自動車部品の設計・評価や技術動向調査、現地生産法人・販売法人などへの技術サポートなどを行う開発会社「愛信(南通)汽車技術中心有限公司」を設立する。

 これまで、同社の中国向け自動車部品開発のほとんどは日本で行い、車体部品(ドア部品、サンルーフなど)の適合設計といった限られた範囲を、天津の現地生産法人などに駐在する技術者が行ってきた。

 しかし、成長著しい中国では開発においてもスピードが求められており、中国でビジネスを拡大していくためには、中国自動車メーカーの要求に現地で素早く対応できる体制が必要になるとう。また、中国市場におけるニーズを的確に捉え、市場にマッチした製品を提案していくことも重要であり、新たに中国に開発会社を設立することとした。同社における海外での開発会社の設立は米国に続いて2ヶ国目となる。

 新会社はアイシン精機より100%出資する形態とし、日本から委託を受けて開発業務を行う。14名の体制でスタートし、2015年までに約50名規模に増強して行く計画。今後は開発対象製品を徐々に拡大しつつ、設計のみならず、評価、商品企画などを含めた中国での商品開発の中心を担える体制を目指す。