日立化成工業( http://www.hitachi-chem.co.jp )は、インドに粉末冶金製品の製造子会社を設立すると発表した。
同社での粉末冶金製品は、タイの合弁会社の子会社化やインドネシアに生産拠点を新設するなど、グローバルでの事業展開を進めているが、さらなる売上拡大を目指し、インドに製造子会社を設立、現地の需要を取り込んでいく。
インドは、2020年には四輪車生産で中国、米国、日本に次いで世界第4位になることが予想されており、二輪車の生産でも大きな成長が見込まれている。インドへは、これまでタイの子会社より粉末冶金製品を輸出していたが、インドでの完成車メーカーの生産能力増強に合わせ、粉末冶金製品を現地生産し、顧客サービスを強化するとともに高品質な製品を提供する。
新会社の名称は「Hitachi Chemical India」。日立化成工業グループによる100%出資とし、ニューデリー近郊のニムラナ工業団地に設立する。粉末冶金製品の製造および販売を手掛ける。従業員数は本格稼働時で約90人を想定している。