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JX日鉱日石、韓国SKグループと潤滑油ベースオイル製造の合弁会社設立

 JX日鉱日石エネルギー( http://www.noe.jx-group.co.jp )と韓国のSKイノベーションの子会社であるSKルブリカンツ(SKL)は、韓国ウルサン広域市のSKエナジー社ウルサンコンプレックス内に潤滑油ベースオイル製造設備を建設するため、合弁会社設立について基本合意したと発表した。

 今回の基本合意は、2007年1月22日に新日本石油(当時)とSK(当時)が合意した戦略的業務提携に基づいたもので、両社は今後、事業化に向けたさらなる検討を進めていく。

 潤滑油製品においては、より一層の省燃費・長寿命化への対応が求められており、高品質潤滑油製品の基材であるグループⅢベースオイルの需要拡大が見込まれている。

 JX日鉱日石エネルギーは、今回の新設製造設備を通じて高いコスト競争力を有するグループⅢベースオイルを安定的に確保することにより、ワールドワイドでの潤滑油製品の販売拡大を目指し、グローバルな事業規模の拡大を進めていく。またSKLは、韓国ウルサンにおいて大規模なベースオイル生産設備を建設することにより、ベースオイルおよび潤滑油事業を世界的に拡大することを進めていく。

 新会社は、資本金1300億ウォン(予定、約100億円)、出資比率はJX28%SKL72%。社名などは未定。生産能力は約135万KL/年。

 なお、新設備建設に係る総投資額は、約3500億ウォン(約280億円)の見込み。