不二越( http://www.nachi-fujikoshi.co.jp )は、インド市場において、工具や工作機械をはじめとした機械加工ビジネスを本格的に展開するため、精密工具の生産子会社「ナチ・マザーサン・プレシジョン・リミテッド」(NMPL)を設立し、6月から操業を開始した。中長期的に高水準の経済成長が見込まれ、モータリゼーションやインフラ整備、産業の近代化が進むインド市場に本格展開を行う。
新会社は、インドのマザーサングループ(Samvardhana Motherson Group)との合弁企業として立ち上げ、精密工具の製造・販売、再研削ビジネスに加え、工具・工作機械の輸入販売を手掛ける。資本金は1.3億ルピー(約2.3億円) 、不二越が51%、マザーサンが49%を出資している。従業員は約20名、工作機械(工具研削盤)、測定装置、周辺装置含め約15台の設備でスタートした。生産品目はフォーミングラック(転造工具)、高精度ブローチなど。
不二越は、NMPLをベースに、現地の自動車・二輪、エネルギー・インフラ、産業機械分野のカスタマーに対して、高品位な商品、技術、サービスを提供することにより、インド市場においてナチブランドの浸透を図っていく。
なお、インドにおけるマザーサングループとの協業は、 「ナチ・マザーサン・ツール・テクノロジー・リミテッド」 に続き2社目となる