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トヨタ紡織など、欧州地域での自動車用シートフレーム、シートカバー生産を開始

シートフレームの生産を開始したTBAIポーランドシートフレームの生産を開始したTBAIポーランド トヨタ紡織( http://www.toyota-boshoku.co.jp )とアイシン精機( http://www.aisin.co.jp )は、欧州地域での自動車用シートフレーム、シートカバーの生産を開始した。

 生産を開始したのは両社の合弁会社で、2009年にポーランドに設立した自動車用内装部品を生産するTBAIポーランド(TBAI)。欧州地域でのシートフレームの最適生産・最適物流体制を構築している。両社にとって欧州連合地域では初のシートフレーム工場となる。

 今回生産を開始したシートフレームは、自動車の燃費性能への向上への寄与を目的にトヨタ自動車などと共同開発した新世代シートフレーム「TB-NF110シリーズ」。このシートフレームは材質の一部に980MPa級高張力鋼板を使用することで軽量化・省資源化を図りながらも、乗り心地性能を追及した構造が特徴。2009年の日本での生産を皮切りに、2010年には北米地域に展開、そしてこのたび欧州地域での生産も開始した。

 TBAIは当面、フランスのトヨタ紡織グループのシート組立拠点であるトヨタ紡織ソマンに納入し、今後その他のシート組立拠点への供給も計画している。

 両社は、これまでもシートフレーム部品の共同開発・生産で協力関係にある。現在、ポーランド、中国の広州市、天津市の2カ国3拠点で行っており、またブラジルでも2012年後半の生産開始を目指している。