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NEDO、EUと共同でセル変換効率45%以上の集光型太陽電池の技術開発に着手

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO、 http://www.nedo.go.jp )はEUと共同で、世界最高水準となるセル変換効率45%以上を目指した集光型太陽電池の技術開発に着手する。これは、日本とEUの閣僚級で合意したエネルギー技術協力強化の最初の共同プロジェクトとなる。

 この共同プロジェクトは、気候変動問題への対応およびエネルギー安全保障の確保に向け、長期的視野に立って日本とEUが戦略的に連携して実施するもので、2014年度までの約4年間、日・EUから計6カ国の産学官の研究機関が共同で技術開発を行う。

 気候変動問題への対応およびエネルギー安全保障の確保に向け、長期的視野に立って、日本とEUの技術・知見を結集し、戦略的に連携して世界最高水準となるセル変換効率45%以上の高効率な集光型太陽電池の実現を目指し技術開発を行うもの。具体的には、新材料・新構造の開発、セル・モジュールの開発・評価、さらには集光型太陽電池の測定技術に関する標準化活動等を行う。

 同プロジェクトでは、日・EUから計6カ国の産学官の研究機関が共同で技術開発を行う。日本側は山口真史氏(豊田工業大学教授)を研究開発責任者とし、シャープ、大同特殊鋼、東京大学、産業技術総合研究所等が参加する。

 この技術開発は、2014年度までの約4年間実施され、予算規模は日本側が4年間で総額6.5億円程度、EU側は4年間で総額500万ユーロ(約6億円)程度が見込まれている。