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シチズンマシナリーミヤノ、タイに新工場棟を建設

 シチズンマシナリーミヤノ( http://cmj.citizen.co.jp )は、CNC自動旋盤の生産能力を拡充するため、タイにある連結子会社である CITIZEN MACHINERY ASIA CO., LTD.(シチズンマシナリーアジア)に新工場棟を建設する。

 シチズンマシナリーアジアは、旧シチズンマシナリーにとって、初の海外生産工場として2001年に設立。2006年には加工棟、2010年には組立棟を建設し、シンコム製品の海外の主力工場として、現在、月産約100台の生産能力を有している。2010年の組立棟の完成に伴い、主力中級機種の生産を日本からシチズンマシナリーアジアに順次移管しているが、部品の大型化や点数増加により、部品受け入れ、保管およびピッキングのエリア不足が生じていた。加えて、今後さらに増加が見込まれる新興国を中心とした海外向けの需要に対応するため、新工場棟を建設することを決定した。

 これにより、工場の総面積は、11,785m2(延床面積)となる。新たにマシニングセンターなど機械設備を導入し、部品加工能力も増強。新工場棟の稼動により、工場全体の効率化を図り、生産能力もこれまでの倍である月産200台と大幅に増強される。また、新工場棟内にはミヤノ製品を含む新たなショールームを設置し、シンコム、ミヤノ両製品のアセアン地域への拡販対応にも活用。アジアの中核拠点として、グローバルな供給体制、拡販体制の強化を図っていく。