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森精機、パレット搬送を制御するシステムを開発

 森精機製作所( http://www.moriseiki.co.jp )は、パレット搬送を制御するシステム「MCC-LPSⅢ」を開発した。同品は同社のパレット搬送システムを管理、運営できるスケジュールシステム。

 パレット搬送システムには、顧客の生産するワークの種類と生産量に合わせて、LPP(リニアパレットプール)、CPP(キャリアパレットプール)、RPP(ラウンドパレットプール)、AWC(自動ワーク交換装置)などがある。今回開発した製品は、これらのパレット搬送システムの運用に、柔軟に対応する。加工スケジュールの作成・登録から、搬送システム状態のモニタリング、多様なレポート出力まで多彩な機能を用意し、搬送システムの運用・管理の効率向上を実現する。

 同品は、同社独自の高性能オペレーティングシステムMAPPSⅣで制御されている。操作盤は19 インチの大画面で、高性能なCPU を備えている。同社開発のため、市販のパソコンのように代替品がなくなるといった心配もなく、同社による長期的サポートで万が一のときの安心を提供する。また、HDD のミラーリング(RAID1 構成)とUPS(無停電電源装置)を使うことで、停電などのトラブルにおいてもデータの保護が可能。また、顧客の用途に応じて機能を厳選し、3つのバージョンを用意した。