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タンガロイ、鋼旋削用刃先交換チップのCVDコーティング材種でチップブレーカの種類を追加

タンガロイ「T9100シリーズ」 タンガロイ( http://www.tungaloy.co.jp )は、刃先交換チップで鋼旋削用CVD(化学的気相成長法)コーティング材種「T9100シリーズ」のチップブレーカの種類を追加、販売を開始した。初年度6億円の売上を見込んでいる。

 シリーズの中心的位置付けであるT9115とT9125は、切れ刃損傷の主要因であるチッピングの発生を大幅に抑制し、寿命安定性を高めた高信頼性汎用材種。今回、軟鋼や低炭素鋼において切りくず処理に優れるZF形、ZM形、断続加工に強いDM形、さらい刃付きのASW形、AFW形など15ブレーカを追加する。

 新表面平滑化技術PremiumTecを採用したT9115とT9125の2材種と、充実した品揃えのチップブレーカとの組合せで、加工適応領域が大幅に広がるという。また、同社は同シリーズにおいて、軽・中切削向きの「T9005」、重切削や強断続切削に向いた「T9035」といった新たな材種を今後追加していくことも計画しているという。