ジヤトコ株式会社( http://www.jatco.co.jp )は、CVT(無段変速機)の累計生産台数が、1997年の生産開始以来、約14年で1,000万台に達したと発表した。単一メーカーのCVT累計生産台数が1,000万台に達するのは世界初だという。
同社は、1997年に、世界で初めて2リッタークラスに対応した金属ベルトCVT(F06A)の生産を開始。その後も、1999年に世界初のトロイダルCVT(JR006E)を開発・量産化、2002年にはベルトCVTとして現在でも世界最大のトルク容量となる3.5ℓクラス大型FF車用ベルトCVT(JF011E)を生産開始するなど、7機種を市場投入し、約14年で累計生産1,000万台を達成した。また、世界的な環境・燃費への関心の高まりを背景に需要が増加する中、生産地域も拡大し、2005年11月にはメキシコで、2009年9月には中国でも生産を開始。現在、国内4拠点、海外2拠点の計6拠点でCVTを生産している。
同社は、1997年のCVT生産開始以来、世界初の技術を商品化し、CVT市場開拓のパイオニアとして常に業界をリード、2009年には画期的な独自構造を採用した世界初の副変速機付CVTを市場投入している。現在、軽自動車用から3.5リッタークラス車用までのCVTフルラインナップを揃える唯一のメーカーで、2009年に全世界で生産されたCVT生産台数に占めるジヤトコのシェアは、業界トップの41%であった。