ジヤトコ( http://www.jatco.co.jp )は、中国における生産会社「ジヤトコ(広州)自動変速機有限公司」の中型FF車用ベルトCVT、軽・小型FF車用副変速機付CVTの生産能力を2012年春をめどに年73万台まで拡大すると発表した。あわせて、品質保証、開発などの機能も設置し、品質課題への対応、部品現地化、車両適用開発等を強化、一層の現地化を推進する。
2009年9月より本格稼働したジヤトコ広州では、現在生産している中型FF車用のベルトCVTに加え、2011年4月より最新型の軽・小型FF車用副変速機付CVTの生産を開始することが決定している。今回、中国市場でさらに拡大が期待されるCVTの需要に対応するため、生産能力を2011年4月時点の年38万台から、2012年春をめどに73万台に引き上げる。組立能力の増強とあわせて、機械加工工程の強化や熱処理工程の追加を実施し、生産現地化の促進を図るとともに、市場品質課題や、車両適用開発、部品国産化等にも、より迅速に対応できる体制を整える。
この拡張に伴う投資は約200億円(約16億元)で、拡張後の人員は、2011年4月時点で予定されている約700人の2倍の約1,400人体制になる予定。
ジヤトコ広州のCVT供給能力の拡大により、中国における更なる低燃費化の推進と、現地雇用の創出を通じた中国と広州の経済発展に貢献する。