日産自動車( http://www.nissan.co.jp )と三菱自動車工業( http://www.mitsubishi-motors.co.jp/ )は、両社が事業協力関係を拡大することに合意したと発表した。この合意により、日本の軽自動車事業やグローバルな小型商用車事業をはじめとする、両社双方の事業競争力が高められることが期待できるという。
現在、両社は日本市場において、軽自動車や小型商用車分野でOEM契約を結んでいるが、今後、従来のOEMの拡大に加えて、さらなるシナジー効果を生み出すビジネス機会を検討する。この新たな協力関係は、両社が既に締結している他のビジネスパートナーとの事業協力関係を補完するものである。
OEMの拡大については、日本市場向けに、日産自動車の小型商用車を三菱自動車に供給すること、中東市場向けに、三菱自動車のSUV(多目的スポーツ車)を日産自動車に供給することで合意。さらに、日本市場向けに、日産自動車の上級セダンを三菱自動車に供給することも検討している。
OEM以外の分野では、 三菱自動車のタイ工場で日産「ナバラ」の生産、日本市場向けの軽自動車の商品企画、開発を行う50:50の合弁会社の設立などの検討を進める。