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川崎重、JAXAにH-ⅡBロケット用衛星フェアリングを出荷

川崎重工業「H-ⅡBロケット2号機用衛星フェアリング」 川崎重工業( http://www.khi.co.jp )は、ロケット先端部に取り付けられ、打ち上げ時の空力加熱、音響(振動)などの過酷な環境から衛星を保護する「H-ⅡBロケット2号機用衛星フェアリング」を宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターに向けて出荷した。

 この衛星フェアリングは、種子島宇宙センターでH-ⅡBロケット2号機に組み込まれる。同ロケットは、JAXAが中心となって開発を行ったHTV(宇宙ステーション補給機:国際宇宙ステーションに補給物資を運ぶための輸送手段として日本が開発した無人宇宙船)22号機を搭載する予定で、今冬の打ち上げに向けて準備作業が進められる。

 今回出荷した衛星フェアリングは、H-ⅡBロケット用5メートル・シングル・タイプ(5S型)を大型化した5S-H型で、シリンダ部を12mから15mに伸長し、荷重増加に対応し各部の構造補強を施しており、この中にHTVが1機組み込まれる。