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出光興産、新規格適合の省燃費エンジンオイルを販売開始

zepro 出光興産( http://www.idemitsu.co.jp )は、API(米国石油協会)と日米の自動車メーカーで組織されるILSAC(国際潤滑油規格化認証委員会)の新規格に合格したガソリンエンジンオイル「出光ゼプロ エコメダリストSN/GF-5 0W-20」を新規格発効日の10月1日から全国一斉に系列サービスステーション(SS)で販売を開始した。

 従来、APIではSM、ILSACではGF-4が最高規格として設定されていたが、本年6月にSN規格、GF-5規格が新たに設定された。旧来規格と比べ省燃費性能をはじめ高温酸化安定性能、触媒被毒防止性能の向上が求められ、新たにバイオ燃料対応性能が求められる。

 低燃費車向けエンジンオイル「出光ゼプロ エコメダリスト」は2004年12月1日に当時の最高規格であるSM/GF-4規格で販売を開始した。今回、新規格設定に合わせて、「出光ゼプロ エコメダリスト」をSN/GF-5規格に適合するように性能を向上させた。また、独自の省燃費技術により、エンジン始動時や低速走行時でも燃費を改善させた。同社ではこれにより、走行時のさらなる省燃費化やCO2削減に貢献できるとしている。

 特徴は以下のとおり。


  1. 現在、オイルの粘度グレードの主流は0W-20であるため、0W-20という粘度グレードは変えずにオイルの性質を改良し、エコメダリスト SM/GF-4より攪拌抵抗を抑えた。

  2. 摩擦調整剤(FM)であるモリブテンは金属間のすべりをよくして省燃費性能を高める添加剤だが、今回新たな処方を開発しモリブテンの効果を最大限に引き出すことに成功した。

  3. 同社従来オイル10W-30に対し、新しい出光ゼプロ エコメダリストではモータリングテストで約9%のトルク改善を記録。対10W-30燃費向上率が約8.4%だったエコメダリスト SM/GF-4に比べても2%上回っているため、さらなる燃費向上が期待できる。