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日立粉末冶金、インドネシアにエンジン部品や軸受の製品拠点を設立

 日立粉末冶金( http://www.hitachi-pm.co.jp )は、インドネシアにおけるエンジン部品や軸受など粉末冶金製品の事業拡大をはかるため、首都ジャカルタ近郊のスルヤチプタ工業団地内に「(仮称)PT. Hitachi Powdered Metals Indonesia(HPMI)」を設立し、2012年4月に製造を開始することを決定した。

現在、日立粉末冶金グループでは、同国向けにタイ(Thai Sintered Products Co., Ltd.)及びシンガポール(Hitachi Powdered Metals (Singapore) Pte. Ltd.)が粉末冶金製品を供給しているが、現地には粉末冶金メーカーがなく、粉末冶金製品は全て輸入に頼っている状況。そのため、物流の簡素化による早期納入体制の確立、顧客の製品に対する要望への迅速な対応をはかるため、現地生産化を望む声が多く寄せられているという。

 2010年11月をめどに会社を設立、工場建設に着手し、2012年4月の製造開始を目指す。2015年度に、インドネシアでの四輪および二輪車用粉末冶金製品のシェア40%以上を目指す。資本金は12億5,000万円(日立粉末冶金100%出資)で今年11月に設立、工場建設に着手する。従業員数は12年の立ち上げ時で100人の予定。