ジェイテクト( http://www.jtekt.co.jp )は、スズキが生産するミドルセダン「キザシ」の4輪駆動モデルに「3分割プロペラシャフト」が初めて採用されたと発表した。
採用に至る段階で、車両高速化に伴うプロペラシャフト高速回転に対応するため、組立工程における残留アンバランス量低減。車両振動・騒音を防止するため、加工・組立精度向上によりフックスジョイントの揺動抵抗を適正化した2点の技術を評価。
また、同品の量産実績に加え、重要機能部品であるフックスジョイントやセンターベアリングなども内製しており、一貫した品質保証が可能であることが採用の決め手となった。
同品は、エンジンが横置きとなるFFベースの4輪駆動車などでプロペラシャフトの全長が長くなる場合でも、中間ジョイント部2箇所をセンターベアリングで支持する3分割構造をとることで、振動特性の最適化を図ることが可能。