川崎重工業( http://www.khi.co.jp )は韓国のPOSCO社に向けて、定格出力29.7MWの蒸気タービン発電設備を出荷した。
今回出荷した蒸気タービン発電設備は、コークス乾式消火設備(CDQ)に設置するもので、コークス炉にて乾留された赤熱コークスを不活性ガスにて消火し、その顕熱をボイラで蒸気として回収し発電に利用するエネルギー再利用設備。POSCO社は、すでに4基のCDQ設備を有し、今回コークス炉の増設計画に伴い、新たなCDQ設備を導入することになった。
川崎重工業は1956年から産業用蒸気タービンの製作を開始し、現在までに約340台を納入している。POSCO社向けには、今回出荷したものを含めて10基の蒸気タービン発電設備を納入しており、これらの実績に加えて、同社製蒸気タービンの優れた性能やライフサイクルコスト、同社グループへの高い信頼が総合的に評価されたもの。