2010年7月27日(火曜日)
理化学研究所・大森素形材工学研究室は8月5日、埼玉・和光市の同所統合支援施設2階大会議室で「第3回先進ものづくり技術によるアナライザーキーコンポーネント開発基盤の構築状況」と題したシンポジウムを開催する。
今年で3度目を迎える同シンポジウムでは、光学系研究成果に関する講演が中心に行われ、当該プラットフォームの構築状況の確認をするとともに、新しいものづくり領域として、発展的な組織化を目指すことを目的としている。今回は、ルクセンブルクTudor研究所よりDr.Beckerを招いて「レーザーアシストスパッタリング」についての講演をはじめ、光学系を中心とした先進的な研究開発成果が発表される。
スーパーアナライザーとは、文字通り従来の性能や仕様のアナライザー/計測・分析機器を越えるものであるが、シンポジウムでは、将来的にスーパーアナライザーを構築する心臓部であるキーパーツ、キーモジュール、キーコンポーネントの開発テクノロジーの研究を推進している。アナライザーの心臓部をオンデマンドで作り出すプラットフォームを構築することで、我が国の産業と先端科学を支える技術基盤を創出し、この基盤を自在に運用できる人材を育成することが最終目標。
シンポジウム概要
(独)理化学研究所 基幹研究所 大森素形材工学研究室 主任研究員 大森整氏
(独) 理化学研究所 X線自由電子レーザー計画推進本部 利用グループ ビームライン建設チーム チームリーダー 矢橋牧名氏
国立天文台 RISE月探査プロジェクト 荒木博志氏
(独)理化学研究所 基幹研究所 大森素形材工学研究室 副主任研究員 和田智之氏
高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所 新井康夫氏
Laboratoire de Technologies Industrielles (Luxemburg) R&D Manager Dr.Claude BECKER
問い合わせ先
独立行政法人理化学研究所 大森素形材工学研究室
〒351-0198埼玉県和光市広沢2-1
Tel.: 048-467-9316; Fax.: 048-462-4657
E-mail: sasaki@shg.ne.jp