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NSK、トランスミッションの全長を4mm短縮できるリテーナープレート付き玉軸受

NSK「リテーナープレート付き玉軸受」 日本精工(NSK、 http://www.jp.nsk.com )は、トランスミッションの全長を従来に比べて4mm短縮できる「リテーナープレート付き玉軸受」を開発した。燃費向上に貢献する高機能製品として、2015年に10億円以上の売上げを目指す。

 リテーナープレートは、軸受をトランスミッションケースに固定するための部品。同品は軸受外輪とリテーナープレートを一体化することにより、トランシミッションの全長を4mm短縮、これにより小型・軽量化に成功した。また、リテーナープレートの加締が不要なため、簡単に軸受に組付けることが可能。トランスミッションへの組み立てにおいては、リテーナープレートが軸受に対して回転するため、ケースへの取り付けなど作業性を向上させた。

 自動車の一層の低燃費化のため、トランスミッションの小型化が求められる中で、同品は小型・軽量化を図り燃費向上に貢献する。同社では、新興国市場や欧州市場で需要が高いマニュアルトランスミッション(MT)車、欧州などで人気が高いデュアルクラッチトランスミッション(DCT)向けに拡販を図る。