メインコンテンツに移動

三菱重、中国・大手発電会社から熱電併給GTCC向けガスタービン2基などを受注

 三菱重工業( http://www.mhi.co.jp )は、中国の大手発電会社の一つである華能国際電力股份有限公司向け熱電併給ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)の主要設備を受注した。

 これは同社の技術移転先である重電機器メーカー、東方タービンを通して受注したもので、ガスタービン「M701F形」2基のほか、蒸気タービンの中核部品などを供給する。納期は2011年2~3月の予定。

 今回の熱併給GTCC建設は、北京近郊に計画されている6案件のうち、最初に着手する高碑店プロジェクト。夏場の電気出力は約92万kW、冬場は同約83万kWに加え、熱併給量約66万kW相当と、成長著しい中国・首都周辺の電力と熱需要に応えることになる。

 三菱重工業はガスタービン本体2基のほか、制御装置部品、高中圧蒸気タービンの素材などを供給し、東方タービンが取りまとめて、親会社の東方電気集団を介し納入する。取扱商社は三菱商事。

 また、三菱重工業と東方タービンの合弁会社である三菱重工東方燃気輪機(広州)有限公司の名義で、6年間のガスタービン長期メンテナンス契約も併せて受注。同メンテナンス契約では、三菱重工業が高温部品を供給し、三菱重工東方燃気輪機(広州)有限公司がその補修を担当、東方タービンが定期検査の指導員派遣を行う。