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川崎重、APECサミット会場向けガスタービン発電設備を連続受注

 川崎重工業( http://www.khi.co.jp )は、2012年にロシア・ウラジオストックのルースキー島で開催予定のAPECサミット会場およびその関連施設向けに、ロシアの極東電力から7MWクラスの「GPB70」型ガスタービン発電設備を3台連続受注した。

 今回受注した3台のうち、2台は2009年10月に受注した1号機および2号機に続くサミット会場向け3号機および4号機、1台は同島に建設される海洋センター向け。今回の受注により、同島向けの受注は合計5台となる。

 本プロジェクトは、APECサミット会場および海洋センターの電力および熱需要向けに、ガスタービン発電設備及び温水ボイラで構成するコージェネレーション発電設備を建設するもの。1~4号機は主会場向けに、5号機は海洋センター向けに電力と温水を供給する。

 ガスタービン発電設備から排出される燃焼ガスがAPECサミット会場および海洋センターへの温水供給に使用されることにより総合効率は約80%に達し、地球温暖化防止の一助になると期待されている。

 発電設備は、2011年秋に予定されている天然ガスパイプラインの開通までは軽油を燃料とし、パイプライン開通後は天然ガスを燃料とするため、デュアル燃料型ガスタービンが採用されている。