ジェイテクト( http://www.jtekt.co.jp )は、鉄鋼設備用のセンヂミア圧延機バックアップロール用軸受「JHS210」を開発した。密封構造も含めた軸受構成を最適化し、耐久性を向上した。同品で2012年に12億円の販売を見込んでいる。
同品はスタンダード仕様とプレミアム仕様で構成。スタンダード仕様は軸受寿命と密封性能を向上させた一般仕様。内輪材質が軸受鋼でオイルシール材質は二トリルゴムの仕様で軸受寿命が従来品比約2倍になる。プレミアム仕様は、オイルシールの材質に、ふっ素ゴムを使用し高温域での耐久性向上を図るとともに内輪材質には、はだ焼鋼を使い潤滑性能が低い環境で内輪の耐久性と密封性能を向上させた仕様。軸受寿命は従来品比で約4倍になるという。
今後、重荷重・高温環境下で高耐久性が求められるセンヂミア圧延機に使用されるバックアップロール用軸受として国内外の製鉄所および、鉄鋼プラントメーカーに販売していく。