文部科学省では先ごろ、平成22年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者を決定した。
わが国の科学技術分野において顕著な功績をあげた者を対象とした「科学技術賞」では開発部門で32件、研究部門で43件、科学技術振興部門で3件、技術部門で18件、理解増進部門で17件の授賞を決定した。また高度な研究開発能力を有する若手研究者を対象とした「若手科学者賞」で85名、優れた創意工夫により職域における技術の改善向上に貢献した者を対象とした「創意工夫功労者賞」で984名、児童・生徒の創意工夫の育成に顕著な成果をあげた小・中学校を対象とした「創意工夫育成功労学校賞」で11校の授賞をそれぞれ決定した。
特にベアリング分野では、「結晶粒微細化強化を施した高性能軸受の開発」によりNTN要素技術研究所の大木 力氏が科学技術省開発部門を授賞した。