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NTN、中国の洛陽LYCと自動車用軸受の製造・販売でアライアンス

NTN「中国の洛陽LYCと自動車用軸受の製造・販売でアライアンス検討」 NTN( http://www.ntn.co.jp )は、中国の洛陽LYC軸承有限公司(以下、洛陽LYC)と中国における自動車用軸受の製造・販売を行う合弁会社設立を含めた、両社のアライアンス検討を開始する覚書を締結したと発表した。

 NTNは、昨年4月から2年間にわたる新中期経営計画「NTN次への2010」の重点課題の一つとして、新興国での販売・生産体制の強化を加速させている。急速に需要が拡大する中国市場において、同社が世界第1位のシェアを持つハブベアリングをはじめ、高い技術力とシェアを有する各種自動車向け商品および産業機械向け商品の事業拡大を進めている。

 洛陽LYCは中国トップクラスの軸受メーカー。同国における販売や調達の広範なネットワークを有しており、さらに自動車市場での販売拡大を目指している。両社は、中国において2世代および3世代ハブベアリングとニードルベアリングの製造・販売を行う合弁会社を設立することで、最高水準の品質レベルとコスト競争力を同時に達成し、中国内外の自動車メーカーに向けて販売拡大を目指す。また中国内における自動車および産業機械向け商品の販売拡大を目的として、両社の販売ネットワークを活用した販売提携を検討するという。

 今後は、2010年7月末までに合弁契約を締結し、8月末までに合弁会社設立および技術ライセンス契約を締結。2011年10月末までに合弁会社での量産を開始する予定。合弁会社への総投資額は約10億元(約130億円)を予定している。

 NTNはこれらのアライアンス案件を含め、中国での売上高を5年後の2015年度に1,000億円を目指す。