ミネベア( http://www.minebea.co.jp )は、藤沢工場内に建設していた「航空機用ファスナー工場」の新棟がこのほど完成し、3月2日に稼働式を行ったと発表した。
新棟の増設により、「航空機用ファスナー工場」の床面積は従来の約1.7倍(4,940㎡)となる。航空機用ファスナーの生産設備は、民間向け需要の拡大に伴って空きスペースなどに順次増設していたため、従来棟のほか、藤沢工場内の別々の場所に点在していた。そのため、これらの生産設備を新棟内に移管・集約し、効率の良いレイアウトに再配置することで全体の生産性と生産能力の向上を図る。
同社では、航空機向けベアリングおよびファスナー製品を戦略製品と位置づけており、特に民間航空機向けの製品を強化・拡大していく。今後も、将来的な増産に対応するため国内外の生産体制を順次整えていく。