ミネベア( http://www.minebea.co.jp )は、高性能の「6軸力センサー」が、アクティブリンク( http://psuf.panasonic.co.jp/alc )のパワー増幅ロボット「パワーローダー」試作機の手首、足首の操作部に採用されたと発表した。
パワーローダーは、人間の四肢の動きに追従するロボットアームと脚部を備え、操作グリップ部分に加えた力を数十倍に増幅し、操作者の直感的な感覚で重量物を持ち上げるなどして、人間の行う重作業を補助する次世代型ロボット。現在、建築・土木分野や災害レスキューなど、重作業を行う現場での実用化に向け、アクティブリンク社が操作性向上のための制御技術の開発を継続して行っている。
ミネベアの「6軸力センサー」は、「パワーローダー」の手首、足首の操作部に搭載されており、操作者によって加えられた力の大きさと方向(3方向の力とねじれ)を瞬時に、かつ正確に検出する用途に用いられている。独自の光源(発光ダイオード)とその光を受光する受光器(分割型フォトダイオード)を対向する形に配置して一つの光学ユニットとし、光源から送出された光を受光器で受け、データに変換する方式の光ピックアップ方式を採用し、高速で演算処理を行うDSP(Digital Signal Processor)を搭載している。そのため、小型軽量でありながら高精度な荷重検出が可能である点や、パソコンを介さずに直接シーケンサ・マイコンに接続でき、用途に応じたシステム設計の自由度などを評価され、この度の採用に至った。