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オリンパスメディカル、消化管の検診などに使用される経口内視鏡を販売開始

オリンパスメディカル「EVIS LUCERA上部消化管汎用ビデオスコープOLYMPUS GIF TYPE PQ260」 オリンパスメディカルシステムズ( http://www.olympus.co.jp/jp/lineup/index2.cfm )は、胃や食道など上部消化管の検診などに使用されるスクリーニングに適した経口内視鏡の新製品として「EVIS LUCERA上部消化管汎用ビデオスコープOLYMPUS GIF TYPE PQ260」の国内販売を開始した。海外地域(イギリス、中国、韓国、台湾、シンガポールなど)は各国の法規制に対応でき次第、順次販売を予定している。

 上部消化管のスクリーニングに使用する内視鏡は、がんなどの病変の有無を検査するため高画質なものが求められ、検査を受ける人からはスコープを細くするなど挿入時の負担軽減が求められている。しかし一方で、技術的には画質と細さは相反する関係にあり、両立は難しいものだったという。

 同社は、内視鏡を使用される医療従事者と受診者双方のニーズを満たすべく開発に取り組み、同品において、設計技術の向上と部品の小型化などにより、高画質と細径の両立を実現した。

 また、スコープの先端湾曲部の長さを短縮することにより、胃角を正面に捉える場合や胃の噴門部を見上げる場合など、観察しづらい部位へのアプローチ性能を向上させたほか、狭帯域光観察(NBI)機能との組み合わせにより、精度の高い診断をサポートする。

 主な特徴は以下のとおり。


  1. 高画質を維持しながら、挿入部外径7.7mmという従来機種から約2割の細径化を実現

  2. 先端湾曲部の長さを短縮することにより、観察しづらい部位へのアプローチ性能を向上

  3. 狭帯域光観察(NBI)機能と組み合わせることで、精度の高い診断をサポート