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島津製作所、大視野FPDを薄型軽量化したデジタル式回診用X線撮影装置を販売

島津製作所「モバイルダートエボリューション」 島津製作所( http://www.shimadzu.co.jp )は、医療現場のニーズに合わせて、搭載する検出器(フラットパネルディテクタ:FPD)の種類と枚数(大視野サイズかコンパクトサイズのいずれか1枚を搭載した1パネルタイプか、両方を搭載した2パネルタイプ)を選択できるデジタル式回診用X線撮影装置「モバイルダートエボリューション」の販売を開始した。

 大視野サイズ(35cm×43cm)のFPDは、その厚さが従来よりも8mm薄い15mmになり、重量も従来の70%にあたる3.4kgに軽減。薄型で軽量化していることで、FPDを取り扱いやすくなり、検査者の業務負担が軽減される。

 また、大視野サイズ、コンパクトサイズの2枚を搭載したタイプ(2パネルタイプ)では、装置1台で、成人の胸腹部など広範囲の撮影から保育器内の新生児の撮影まで、用途に適したサイズのFPDを用いることができ、X線撮影業務をよりスムーズに行うことができる。1パネルタイプ(大視野サイズ、コンパクトサイズのいずれか1枚を搭載したタイプ)は、いずれも購入後に、業務の状況にあわせて2パネルタイプへのアップグレードが可能。

 デジタル式回診用X線撮影装置は、X線撮影室に移動できない患者の検査に使用する医療機器で、撮影後わずか3秒で、本体モニタで画像確認ができることから、病室やICU(集中治療室)などでの日常の回診業務の他、救急医療の現場でもスピーディな対応が可能。

 同社は、装置の性能向上を目指すとともに、医療現場での業務をよりスムーズにし、患者と検査者の負担を減らす装置、医療現場のニーズに柔軟に対応する装置の実現に注力し、開発している。同品は、1パネルタイプ、2パネルタイプ、アップグレードと、医療現場の状況に柔軟に対応する装置であり、同品の投入により、回診用X線撮影装置の国内外での拡販をより強力に進めていく。