ミネベア( http://www.minebea.co.jp )とミネベアモータは、11月1日より光学式ローターリー・エンコーダー付ハイブリッド型ステッピングモーター(エンコーダー付HB型ステッピングモーター)の販売を開始した。標準仕様品としてラインアップし、1台からの小口注文にも対応する。
エンコーダー付HB型ステッピングモーターは、ミネベア製のボール・ベアリングを使用した高性能2相ステッピングモーターに、ローター位置を検出するセンサー(光学式ロータリ・エンコーダー)を取り付けた、回転時の速度、回転方向、回転角度、回転量などの情報を出力パルスとして得ることのできるモーター。通常のステッピングモーターはオープンループで制御するが、光学式エンコーダーをあらかじめ取り付けることで、クローズドループ制御が可能となる。また、モーターの高速回転時や、高負荷時などに発生する脱調を防止できるため、モーターの信頼性向上に寄与する。
主な用途として、産業用機器、医療用機器、ロボットなどの分野への適用を見込んでおり、シリーズ全体で初年度は1万台、将来的には年間30万台以上の販売を目指す。
ラインアップは、□42mmタイプ(長さ3種類、ステップ角1.8°および0.9°)、□56mmタイプ(長さ3種類、ステップ角1.8°)で、販売価格は
7,300円~10,600円/台(小ロットの場合)。
ミネベアでは、2008年12月からハイブリッド型ステッピングモーターの標準仕様品の販売を開始、ギアボックス付タイプなどのラインアップを持つ。