日本精工(NSK、 http://www.jp.nsk.com )は、中国で精機製品の子会社を設立する。
NSKでは、中国など新興国でボールねじ・リニアガイドなど精密機器関連製品市場の成長が見込まれることから、中国に生産子会社を設立する。これにより同社は中国だけでなくグローバル市場に向け、品質とコスト競争力に優れた製品をタイムリーに安定供給、精密機器関連製品事業の拡大を図るねらい。
子会社は瀋陽恩斯克精密機器(SHENYANG NSK PRECISION)で、董事長は小林秀一・日本精工九州社長。所在地は中国遼寧省瀋陽市瀋陽経済技術開発区内で、8月に設立。事業内容は精密機器関連製品の製造・販売などで従業員数は約600名。資本金は3,500万米ドル(約35億円)で、出資比率はNSK100%。工場規模は敷地面積約70,000m2、建築面積約36,000m2。操業開始は2010年4月の予定。
NSKでは、今回の子会社設立が当期連結業績に与える影響は軽微と発表している。