森精機製作所( http://www.moriseiki.com )は、自動車、航空機、医療機器分野など向けの5軸制御高精度立形マシニングセンタ「NMV3000DCG」の受注を2009年7月9日より開始した。
近年、自動車や航空機産業をはじめとした分野において、エネルギー効率を向上させる部品の生産量が増加しいる。この動向に伴い、小型・複雑形状ワークの高効率・高精度加工が求められている。
NMVシリーズは、高速・高精度加工と優れた作業性を兼ね備えたの5軸制御加工機を目指して開発をスタート。既存機種であるNMV5000DCG (最大ワークサイズφ700mm×450mm、最大積載質量300kg)、NMV8000DCG(最大ワークサイズφ1,000mm×500mm、最大積載質量1,000kg)には同社独自の技術であるDCG(重心駆動)、DDM(ダイレクト・ドライブ方式モータ)、ORC(オクタゴナルラム)、さらにTop Box in Box構造を採用することで高速・高精度加工を実現している。
NMV3000DCGは最大ワークサイズφ350mm×300mm、最大積載質量100kg (オプションにより150kg)まで対応可能。既存機種と同様に独自技術を採用することで、高速・高精度加工を可能とする。作業性に関しては機械前面からテーブル中心までの距離の短縮により、既存機種よりさらに優れた接近性、視認性を実現した。
また、NMV3000DCGは長時間無人運転、多品種少量生産の高効率化を可能にするため、オプションとして大容量AWC(自動ワーク交換装置)や豊富な工具収納本数をご用意しており、お客様の用途に応じた仕様を選択できる。