リードエグジビションジャパンは、7月1日から3日の三日間、東京・有明の東京ビッグサイトでアジア最大のバイオイベント「第8回国際バイオEXPO」を開催した。
日本国内はもとより、アジア・欧米をはじめとした世界各国から、バイオ研究機器・試薬メーカー、バイオクラスターやバイオ企業、有力バイオベンチャー企業が一堂に会し、国際的イベントとして盛大に開催された。併催されたアジア最大級のフォーラム『国際バイオフォーラム』では、基調講演や特別講演、「大学・国公立研究所による研究成果発表フォーラム (バイオアカデミックフォーラム)」や「バイオベンチャーによる技術プレゼンテーションフォーラム(バイオベンチャー フォーラム)」など250の講演が行なわれた。
今年は、614社が出展。同展は、「技術相談」「疑問解決」の場として業界でも高い評価を得ており、例年多くの研究者が『専門的な技術相談』や『製品導入を目的とした商談』を求め来場している。一方、出展社は、来場者と多くのビジネスチャンスを掴もうと、専門的知識を持った技術者の常駐や、最新の実機展示をするなど、商談への意欲が会場の随所に表れている。
展示会場は、DNA抽出・精製関連機器/試薬、タンパク質解析装置、バイオ研究支援備品や創薬技術などバイオ分野におけるあらゆる技術や製品が集まるほか、受託メーカーに特化した「バイオ研究受託ゾーン」、DNAチップやバイオチップ関連製品が集結した「バイオチップ ゾーン」、電子顕微鏡や画像解析・計測システム機器を集めた「バイオイメージング ゾーン」、ゲノム・タンパク質などの解析システムや創薬研究に関わるシステム、コンサルティングサービスを扱う「バイオインフォマティクス ゾーン」、バイオ分野で応用される精密・微細加工技術・試作受託サービスが集まる「微細加工・試作受託ゾーン」、感染症・ウイルスなどのバイオ研究で不可欠なバイオハザード対策製品が集まる「バイオハザード対策ゾーン」の6ゾーンも見どころとなっている。
今回は、さらに「DNA/RNAエリア」、「細胞エリア」、「タンパク質エリア」、「創薬エリア」の4つのエリア分けにより、来場者が効率良く目的の専門分野のブースを回ることができるような会場となっていた。
「微細加工・試作受託ゾーン」ではソディックハイテックが、「微細溝加工、穴加工などの方法」についてや「微細なパターンの金型化における大量生産」などについての技術相談を行った。また、樹研工業は、プラスチック製品製造の全行程を一社でカバー出来る強みを活かして、ナノメートル単位の切削の技術相談や自社加工のサンプル品を配布してアピールを行った。