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日本光電、スイッチで小児モード切り換えできるAED


 日本光電( http://www.nihonkohden.co.jp )は、自動体外式除細動器「AED-2100カルジオライフ」の販売を開始した。希望販売価格は380,000円。

 同品は、従来機種の機能に、成人・小児モード切換スイッチやPAD(一般市民によるAEDを使用した除細動行為 )から医療機関までの連携、電極パッドの使用期限確認を含めたセルフテスト機能を追加搭載した。

 AEDは、心臓の筋肉が痙攣をおこし、血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)の心臓に対して電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器。一分一秒でも早く心肺蘇生とAEDを使用した除細動を実施することが、救命率の向上につながるとの報告が総務省消防庁から発表されている。2004年7月から一般市民も使用が可能となった。現在は駅や公共施設をはじめ、マラソン大会などのイベント時における配置も進んでいるという。

 同品の特長は次のとおり。

1.小児モードへの切換はスイッチで容易に
・スイッチを切換えるだけで、1歳以上8歳未満の小児の体格に適したエネルギー に調整可能。1台のAEDで小児から成人まで対応。

2.電極パッドは高規格救急車搭載の半自動除細動器と共通
・電極パッドは、高規格救急車内で使用する半自動除細動器TEC-2300/2500シリーズに接続可能。貼り換え時間の短縮、消耗品のコストを削減。

3.セルフテスト機能が充実
・毎日のセルフテストで、AED本体・バッテリ・電極パッドに異常がないかを確認。電極パッドの使用期限も確認し、使用期限切れ時には、アラーム音とインジケータで知らせる。

4.充電時間を短縮
・心肺蘇生後、8秒以内で解析・充電完了。より早期の除細動が可能に。

5.防塵、防水機能の強化(IP55[International Protection、防塵性能・防水性能に関する保護等級による堅牢性])
・粉塵やあらゆる方向からの水の直接噴流など、過酷な状況下における異物の内部侵入も防止。

6.無線通信で円滑に情報伝達
・電極パッドを貼った時点で、フタを開けてから内部メモリに記録した心電図やイベント情報をBluetooth(短距離無線通信規格およびその技術)通信でパソコンに取り込み(オプションでAEDレポート表示・設定ソフトウェアQP-210Vが必要)。