ルノー・日産アライアンスは6日、シンガポールのエナジーマーケット庁(EMA:Energy Market Authority)、陸上交通庁(LTA:Land Transport Authority)、経済開発庁(EDB:Economic Development Board)とゼロ・エミッションモビリティのパートナーシップに関する覚書を締結したと発表した。
EMAのチーフエグゼクティブであるローレンス・ウォン、EDBのマネージングディレクターのベ・スワン・ジン博士、LTAのチーフエグゼクティブであるヤム・アー・ミー、ルノーの電気自動車(EV)プログラムディレクターであるティエリー・コスカスの立会いのもと調印された覚書に基づき、シンガポールでのEVの投入と普及に向けた幅広い方策の検討を進めていく。
同アライアンスは、日本では神奈川県および横浜市と、海外では、イスラエル、デンマーク、ポルトガル、モナコ、英国、フランス、スイス、アイルランド、中国、香港とZEVの導入検討を開始しているほか、米国でもゼロ・エミッションモビリティの推進とインフラ構築のため、テネシー州、オレゴン州、カリフォルニア州ソノマ郡とサンディエゴ、アリゾナ州トゥーソンおよびフェニックス、ワシントン州シアトル、ノースカロライナ州ローリー市と同様の検討を進めている。
今回のシンガポール政府との覚書により、グローバルで計26のパートナーシップを結んだことになる。ゼロ・エミッションモビリティでグローバルリーダーを目指すルノー・日産アライアンスは、2010年に米国と日本にEVを投入、2012年度にはグローバルに量販する予定。