ヤマハ発動機( http://www.yamaha-motor.co.jp )は、コンパクトで低価格な単軸ロボット用コントローラ、ヤマハロボットポジショナ「TS-X/TS-P」を新たに開発し、5月1日より発売する。
同品は、ヤマハ単軸ロボット全機種(FLIP-X及びPHASERシリーズ)に接続可能なロボットコントローラとして開発され、複雑なロボット言語によるプログラムが不要なポイントトレース機能に特化。簡単な操作で単軸ロボットの運用が行えるほか、優れた操作性、小型、高性能、低価格を実現している。
近年、生産設備においては、ローコストでの自動・半自動化や、エアー機器を電動機器に置き換えることによる省エネルギー化などが求められ、電動アクチュエータの採用を行なう動きが加速し、耐久性に優れた小型、低価格な単軸ロボットや、そのコントローラの需要が高まっているという。
同品は、新開発のロバスト制御を加味したベクトル制御方式を採用。ポイントトレースで動作をさせるロボットポジショナとして開発され、小型、軽量、高性能に加えて、優れた操作性と低価格を高いレベルでバランスした製品である。
電気・電子部品や、自動車などの機械部品の組立、検査、移載、搬送、などに加え、医薬品・食品分野でのハンドリングや検査工程への応用など、幅広い分野への採用も期待される製品である。